絵を描いてて思ったこと。

たまにはチョット真面目な話。

やっと、たまっていたイラストも片付いてきました。
残り1枚塗りだけになったので、並行作業用に、
描きたかったイラストのラフをやってる時、はたと気づいたんですよね。

「こっ、こっ、こっ、これはー!!」(ミスター味っ子っぽく)
「脳内ラフから紙ラフに落としこむときに、ものすごくバイアスがかかっている!!」

具体的にどんなバイアスかと言うと、常識的な服飾のフォルムだったり・デッサン狂いを
自動矯正していたり・・・・・・これはよくない。よくないですよー!

ラフから下書きの間に、具体的修正を入れていくのは当然だけど、
一番初期のラフは、何も考えずに描きたいというパッションで押し切らないと
軸がぶれたものが出来ちゃうわけですよ。
こういう絵にしたい!と言う部分を、より尖らせ、よくする為にラフを手直ししないといけないなと。

逆に、画面全体を計算で作り上げる場合は、頭の中でイメージを作りすぎずに
言語化・記号化された部分を抽出して紙面上でまとめた方が良いわけだし。

チョット脳が混線してたナーなんて事を思った秋の一日でした。

    • ツナモト
    • 2009年 10月 31日

    先日はどうもでした。

    自分の場合、1発目のラフは小さく描くようにしてます。
    せいぜい名刺大くらいかな。
    もう少し小さいことほうが多いかもしれません。

    そうすると、1つ描くのに大した労力がかからないので、
    特に複数の案を検討するとき効率的です。
    小さい絵で成立している構図は、引き延ばしても薄まらないし。

    マーカーなど太めの筆記具で描く人もいますね。
    このへんは好みによりますが…。

    • Wednesday
    • 2009年 11月 2日

    >>ツナモト先輩
    先日はこちらこそありがとうございました。
    ブログも楽しく読ませてもらってます~。
    個展、近ければお邪魔したんですが(宮崎駿の作品に出そうな、ツタだらけのお店良いですよね)

    ラフは僕も名刺サイズ~はがき大くらいでやってます。
    ラフで構図決め→大きくして構図の詰めとディテールを考える→
    構図との不整合があってディテールを手直し(このあたりの工程が危険)→下絵完成
    ディテールつめてる時とかに、全体に意識が行ってない事があって反省です。

    美和君とかは、ぶっといペンでゴリゴリやるみたいですね~。
    仕事の線画とラフ集を見せてもらいましたけど、さすがの綺麗さでした。

    • ツナモト
    • 2009年 11月 5日

    おお、そうでしたか。
    「危険」工程は自分の身にも覚えがあります。
    最近なんかは、最初のラフを切るときが一番楽しくて、
    それ以降はまるで苦行のようですよ。

    終わったらリセットされるので、また描くわけですが…

    • Wednesday
    • 2009年 11月 5日

    >>ツナモト先輩
    もう、その気持ちすごいわかります。
    イメージラフやりながら、こんな色塗って~こんなパースで~
    って考えてる時が一番楽しいです。
    CGは特に作業ぽい部分が多くなりがちなので
    最近、意識的にアナログ画材触る様にしてます。
    アナログはアナログでアンドゥできない!って思っちゃうのが
    人間のわがままなところですけど~~

  1. トラックバックはまだありません。